ジョイカジノ 出金スピード（本社：山口県周南市、社長：横田 浩）は、三菱重工エンジニアリング株式会社（本社：横浜市西区、社長：寺沢 賢二氏、以下MHIENG）との間で、セメント製造時に排出されるCO₂の回収技術の検証のため、共同実証試験の実施について合意し、覚書（MOU）を締結しました。

セメントの製造では、石灰石（炭酸カルシウム、CaCO₃）を原料として使用することから、工業プロセスとしてCO₂の排出が避けられず、当社においても原料由来の排出量は、年間約１８０万トン（GHG排出量として）に上ります。今回の共同実証試験は、２０２２年６月から９か月間の予定で、当社徳山製造所南陽工場のセメント製造部において、MHIENG独自のCO₂回収装置をセメントプラントに設置し、排ガスからCO₂の回収を行うものです。長期連続運転の信頼性評価を行うとともに回収したCO₂ガス内の不純物などのデータを分析し、セメント工場における最適なCO₂回収技術の適用性を検証します。

MHIENGは、CO₂回収技術の世界的なリーディングカンパニーで、火力発電所等における商用実績があり、バイオマス発電所ならびにごみ焼却設備向けの実証試験にも取り組んでいます。当社は、同社との共同試験により、セメント産業の課題であるCO₂の回収技術の実装化を目指してまいります。

当社は、「中期経営計画２０２５」において、地球温暖化防止への貢献を重要課題として位置づけており、２０５０年度カーボンニュートラルの実現にむけて着実に取り組みを進めています。廃棄物を原燃料として活用し、再資源化できるセメント産業は、社会の静脈産業として欠かすことのできない存在です。セメント分野においても脱炭素化に尽力し、持続可能な社会づくりに貢献します。

小型CO₂回収装置写真（MHIENG提供）

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